【訪問看護】在宅医療の服薬管理を徹底解説!認知症患者にもおすすめの工夫や商品とは?

こんにちは。
ポムです。

薬飲んだか忘れてしまった。

これは朝の薬かしら??
薬がごちゃごちゃしちゃって、もう何がなんだか分からない。

どうやったら、薬を間違えないで飲んでくれるだろう。。。

こんな疑問に答えます。


在宅医療とは、病院や診療所以外の場所で医療サービスを受けることをいいます。在宅医療は、高齢化や医療費の削減など、様々な背景から注目されており、ますます重要性が高まっています。

在宅医療において、服薬管理はとても重要です。病気や症状によっては、複数の薬を同時に飲む必要があったり、飲み方に注意が必要な薬があったりします。正しい服薬を怠ると、病気や症状が悪化したり、副作用が出たりする可能性があります。

また、在宅医療では、医師や看護師が常に患者さんのそばにいるわけではありません。そのため、家族や介護者が患者さんの服薬管理を担当することがあります。家族や介護者が正しい知識や技術を持たずに服薬管理を行うと、誤った服薬や重複投薬などの問題が起こる可能性があります。

そこで、在宅医療においては、正しい服薬管理が求められます。正しい服薬管理には、医療従事者や家族、介護者など、様々な人々の協力が必要です。この記事では、在宅医療での服薬管理におけるポイントや工夫、認知症を患っている方における服薬管理の課題や解決策、おすすめの商品などについて紹介していきます。

目次

訪問看護師がおすすめする服薬管理の工夫(自宅編)

訪問看護師がおすすめする在宅医療における服薬管理の工夫について紹介しています。具体的には、薬の一包化によるメリットや方法、お薬カレンダーの活用方法、メモの重要性と活用方法について説明しています。これらの工夫を活用することで、在宅医療においても正しい服薬を維持することができ、安全かつ快適な生活を送ることができます。

薬の一包化のメリットと方法

薬の一包化とは、薬剤師が処方された薬を用量に合わせて小分けにして袋に入れることです。在宅医療での服薬管理においては、薬の種類が多く、1回分や1日分の量が多い場合があります。そのため、誤った服薬や忘れることがあるリスクがありますが、一包化することで、1回分や1日分の量を分けて袋に入れることで、誤った服薬や忘れることを防ぐことができます。

薬の一包化の方法は、基本的に医師の指示が必要になるため、受診の際に医師に相談する必要があります。

先生忙しそうで、何も言えなかった。

こんなときは薬局の薬剤師さんに相談してみましょう!

訪問看護などを利用している場合は、訪問看護師が直接医療機関と連携を取ってくれることもありますが、患者さんによっては医師と全く話すことが出来ない場合もあります。そのような時は薬局で薬剤師に相談してみることで、薬剤師が医師への確認をしてくれたり、薬局の有償サービスで一包化を行ってくれるところもあります。

お薬カレンダーの活用方法

お薬カレンダーとは、1週間または1か月ごとに、服薬の時間や量を記録するためのカレンダーです。在宅医療での服薬管理においては、お薬カレンダーを活用することで、複数の薬を同時に服用している場合でも、服薬の記録や誤った服薬を防ぐことができます。

お薬カレンダーの活用方法は、1週間または1か月ごとに、服薬の時間や量を記録することです。記録する際には、薬の名称、用量、服用時間、服用方法を記入し、服薬したら印を付けることが大切です。また、お薬カレンダーを利用することで、医師や薬剤師に服薬状況を確認することができ、正しい服薬ができるようにサポートしてもらうことができます。

薬の飲み忘れを防ぐために高齢者にとってのメモの重要性と活用方法

高齢者にとって、複数のお薬を飲むことは一般的ですが、薬の飲み忘れが問題となります。そのため、訪問看護師は高齢者が自分の薬をきちんと飲むよう、メモの活用をおすすめします。

メモの具体的な活用方法としては、例えば薬の種類や飲む時間を書いた紙を、薬の収納場所や毎日目にする場所に貼り付ける方法があります。また、スマートフォンやタブレットにアプリをインストールして、薬の飲み忘れを防止する方法もあります。

特に、認知症のある高齢者の場合、薬の飲み忘れが非常に多く、メモの活用が必要不可欠となります。家族や介護スタッフとも共有することで、より効果的に薬の飲み忘れを防止することができます。

また、メモに加えて、日々の健康状態や食事内容、薬の副作用なども記録することで、訪問看護師や医師とのコミュニケーションもスムーズになります。メモの活用は、高齢者の健康維持に欠かせない重要な手段の一つです。

電話やデイサービスを活用した服薬管理

次に、服薬管理において電話やデイサービスを活用する方法について紹介しています。在宅医療において服薬管理は非常に重要であり、正しい方法で実施することが生活の質を向上させることに繋がります。電話やデイサービスをうまく活用することで、高齢者や認知症患者の方々が安心して薬を服用できる環境を整えることができます。

タイミングに合わせて電話をかける方法

在宅医療において、患者さんが正しく薬を飲むことが大切ですが、認知症などで記憶力が低下している場合や、複数の薬を飲んでいる場合は、正しいタイミングで薬を飲むことが難しいことがあります。そこで、別居している家族の方に依頼し、服薬時間に合わせて定期的に電話をかけてもらうことで薬の飲み忘れや飲み間違いを防ぐことができます。特に、薬の飲み忘れが多い時間帯に電話をかけることで、飲み忘れを防ぐことができます。

デイサービスでの服薬管理のメリットと利用方法

デイサービスは、日中に利用者を受け入れて、様々な活動やサービスを提供する施設です。その中でも、服薬管理に力を入れているデイサービスもあります。デイサービスでの服薬管理のメリットは、以下のようなものがあります。

・デイサービスの時間内で薬の飲み忘れを予防できるため、利用者本人や家族の負担を軽減できる。
・複数の薬を飲んでいる場合でも、一括で管理してくれるため、手間が省ける。
・服薬状況や副作用のチェックが定期的に行われるため、早期発見・対処ができる。

訪問看護師がおすすめするアイテム紹介

在宅医療での服薬管理には、アイテムの活用も効果的です。ここでは訪問看護師がおすすめする、服薬管理に役立つグッズを紹介します。

お薬手帳のケース

高齢者は認知症が進行するとお薬手帳や診察券などの管理が苦手になってきます。通院に必要なものが一つにまとまっていると紛失等のトラブルが減るため、注意や記憶障害が進行してきている患者さんに特におすすめです。

ピルケース

ピルケースは、薬の種類や服用時間を区別することができるため、薬の管理が簡単になります。また、持ち運びができるため、外出先でも薬の服用を忘れることがありません

大きな文字で書かれたお薬カレンダー

お薬カレンダーは、服薬の記録をつけるためのグッズです。日付や曜日、服用する薬の種類や量、服用の時間帯などを書き込んで、服薬の記録を管理します。大きな文字で書かれているので、認知症の方でも見やすく、正確な服薬記録をつけることができます。また、訪問看護師がカレンダーを見ることで、服薬の確認やアドバイスを行うことができます。

アラーム付きのお薬ケース

認知症の方には、お薬管理に特化したグッズがあります。例えば、目覚まし時計やタイマー付きのお薬ケースなどです。目覚まし時計は、服薬時間になると音や光で知らせることができます。タイマー付きのお薬ケースは、時刻に合わせて自動的に薬を出すことができます。これらのグッズを使うことで、認知症の方でも正確な服薬を続けることができます。

まとめ

在宅医療において、服薬管理はとても重要です。訪問看護師がおすすめする工夫やアイテムについてまとめると、まずは薬の一包化があります。一包化することで、薬の種類や時間帯を分かりやすくすることができ、服薬の誤りを防ぐことができます。また、お薬カレンダーも活用することで、服薬時間を視覚的に把握しやすくなります。特に大きな文字で書かれたものは、高齢者の方や視力に問題がある方には特におすすめです。

さらに、デイサービスを利用することで、訪問看護師が不在の時間帯にも適切な服薬管理を行うことができます。デイサービスには、薬の管理だけでなく、食事やリハビリテーションなどのサービスがあるため、利用することで生活全般のサポートが受けられるメリットもあります。

また、薬の飲み忘れを防ぐためには、メモの活用が重要です。日付や時間帯を書き込んだメモを置くことで、服薬の抜け漏れを防ぐことができます。さらに、薬のタイミングに合わせて電話をかけることも有効です。特に認知症の方や高齢者の方は、薬の時間や量を忘れてしまうことが多いため、電話でリマインドすることで服薬管理をサポートすることができます。

最後に、訪問看護師がおすすめするグッズとして、お薬手帳やお薬カレンダー、アラーム付のお薬ケースなどを紹介しました。これらの商品を活用することで、より正確で安心な服薬管理が実現できます。在宅医療においては、患者さんや家族、訪問看護師が協力し、工夫や必要なグッズを活用することで、適切な服薬管理を行うことができます。

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