【夜は早く寝たい】看護学生の実習レポート対策(具体例あり)

こんにちは。

現在も医療機関で勤務している、看護師8年目のポムです。

中堅の立場で学生指導や新人教育・フォローなども行っています。

今回の記事では看護学生の皆さんで困ることが多い、
「実習中のレポート対策」について
お手伝いさせて頂きます。

最初に言うまでもないですが、実習中のレポート作成において重要なポイントから確認です。

・実習経験があったとしても、実習中に担当している指導者やサポートしている看護師の助言に合わせる

指導者も人間です。
実務・指導経験や考え方、コミュニケーションスキルによって
指導の仕方は人それぞれです。

また、担当させていただく、
患者様によって
実習中の苦労が増減するでしょう。

人対人の関わりなので
それは仕方のないことです。

それでも、このブログに辿りついてくれた
これから看護師を目指す、皆さまの実習が
無事に終わるように少しでも役立つことが
出来たら幸いです。


最初に、実習レポートの目的について理解しましょう。

実習レポートは、
実習先で学んだことを整理し、
自己評価や今後の課題を明確にすること
が目的です。

以下に、実習レポートの書き方についての基本的なポイントをご紹介します。

  1. 実習内容の整理
    最初に実習で学んだことを整理します。どのような業務を行い、どのような状況でどんな状況で、どのような問題点があったかを記述します。具体的な事例を挙げることが大切です。
  2. 自己評価
    自分自身の実習での取り組み方、スキルの工場具合、問題点、改善点などを振り返り、客観的に自己評価を行います。また、今後の自分自身の成長のためにどのようなことが必要かを考えていきます。
  3. 考察
    実習で得た知識や経験を踏まえ、今後の看護師としての自分自身のあり方や、医療現場での課題、改善点を考察していきます。
  4. 感想やまとめ
    最後に、実習での体験から得た感想やまとめを記述します。今後の看護師としての方向性や、自分自身の意識改革など、将来に向けての決意を示すことが重要です。

これらのポイントを踏まえ、実習レポートを書いていくことをお勧めします。
また、レポートを書く前に、実習の内容をできるだけ詳しく記録しておくことも大切です。
記録をもとに、具体的な事例を挙げ、自己評価や考察を行うことができます。

以下に一つ一つのポイントを
より具体的に解説していきます。

目次

1.「実習内容の整理」について具体的に

実習内容の整理は、自分が実習で行った業務や出会った問題点を整理することが重要です。

以下に、具体的な整理のポイントをいくつか挙げてみます。

①実習期間中にどのような業務を行ったかをリスト化する

実習期間中に行った業務をリストアップしていきます。

例えば、
・患者の身体測定
・病歴の取得
・薬剤管理
・看護計画の作成
・バイタルサインの測定
など

どのような業務を行ったのかを具体的に挙げていきます。

務を行う上で問題点となったことを洗い出す

実習中に問題となったことを挙げていきます。

例えば、
・忙しい時間帯に対応することが難しかった
・患者さんの状態を的確に把握することが出来なかった
・患者さんとのコミュニケーションが上手くいかなかった
など

問題点を挙げていきます。

その問題点をどのように解決したかを記述する

問題点をあげたら、その問題点がどのように解決したかを具体的に記述していきます。

例えば、
・質問をすることで、先輩看護師からアドバイスをもらった。
・時間管理の仕方を○○から〇〇へ変更したことで、改善された。
・患者さんとのコミュニケーションを取るために話し方や質問の仕方を工夫した
など

自分が行った解決策を挙げていきます。

習中に感じたことを記述する

実習中に感じたことや気づいたことを記述することも大切です、

例えば
・患者さんの身体測定やバイタルサインを測ることで、患者さんの状態を把握する重要性を実感した
・清拭やおむつ交換の手伝いを行ったことで、患者さんの皮膚トラブルや治療経過をみることができた
・患者さんの話を傾聴することで、思いを聞くことができ、笑顔をみることが出来た。
・多職種から情報収集することで、チーム医療の重要性を再確認した
など

自分が感じたことを挙げます。

以上のように、実習内容を整理する際には、自分が行った業務や問題点、解決策、感じたことを具体的に記述していくことが大切です、

2.「自己評価」についてを具体的に

自己評価を行う際には、以下のような点に注目することが重要です。

①実習中に自分が得た知識や技術について

自分が実習中に得た知識や技術について、どの程度理解できたか、実践できたかを評価します。

例えば
・体位変換の際、声掛けが少なく患者さんが大変な思いをしていたが、指導者からのアドバイスで声掛けをしながら行うことで患者さんへの負担を減らすことが出来た。
・車いすからベッドに戻る時に、ブレーキを掛け忘れがあり、立ち上がろうとした際に転倒につながりそうな場面が生じた。声掛けや確認が必要だったが、確認不十分だった。
・薬剤管理は、どのような薬を飲んでいるか、どのように管理しているかを学ぶことが出来た。また、性格に服薬できているかを確認することが出来た。
・糖尿病を抱えている患者さんとの会話の中で、こっそり間食をしていることが分かった。患者さんから「内緒だよ」と言われたが、会話後にすぐ指導者へ報告することが出来た。
など、

理解・実践出来たこと、不十分だったことなどを振り返ります。

②自分の能力やスキルについて

実習中に自分が持っている能力やスキルをどの程度活かすことができたか、どの程度成長したかを評価します。

例えば、コミュニケーション能力については、患者やチームメンバーと円滑にコミュニケーションをとることができたか、問題があった場合にはどのように改善したかを振り返ります。

③自分の意欲や積極性について

実習中に自分の意欲や積極性をどの程度発揮することができたかを評価します。

例えば、
・自発的に業務に取り組むことができたか
・先輩看護師に質問するなどして自分自身の成長につなげることができたか
などを振り返ります。

積極性は高評価を得やすい。

受け身的な方より、指導者の立場では何を考えているのか分かりやすい。
受け身的な方でも、質問された時に、ちゃんと考え(分かること・分からないこと)を言えればOK。

怖そうな指導者もいますが、
指導者側も出来るだけ、学生さんが話やすいように心がけている人もいますので、
ちょっと勇気を出して発言しましょう。

④改善点について

自己評価を行う際には、自分自身の課題や改善点についても振り返ります。

例えば、
・忙しい時にパニックになってしまった
・コミュニケーションに苦手意識があった
ことなど、
自分自身が改善すべき点を明確にしておくことが重要です。

以上のように、自己評価を行う際には、自分が実習中に得た知識や技術、自分の能力やスキル、意欲や積極性、改善点について具体的に評価することが大切です。

3.考察について具体的に

実習の経験をもとに考察を行う際には、以下のようなポイントを考慮すると良いでしょう。

①実習中に得た知識や技術についての考察

実習中に学んだことや経験したことについて、自分なりの理解や考えをまとめます。例えば、ある症例でどのような看護処置が適切であったか、ある患者さんの状態が変化した際にどのようなアプローチが必要だったか、といった点を考察します。

②実習中に得たスキルや能力の向上についての考察

実習中に取り組んだ課題や業務を通じて、自分のスキルや能力が向上した点について考察します。例えば、初めての採血や注射で最初は不安だったが、経験を積むことで自信をつけることができた、といった点を挙げます。

③実習中の課題や問題点についての考察

実習中に自分が直面した課題や問題点について、原因や改善策を考察します。例えば、患者さんとのコミュニケーションがうまくいかなかった場合には、その原因を分析して改善策を模索することが必要です。

④看護師としての自分自身についての考察

実習を通じて、自分が看護師としてどのようなスタンスで臨むことができるか、自分自身の看護師像について考察します。例えば、看護師として必要な資質やスキル、価値観についての再確認を行い、今後の自分自身の成長につなげることができます。

以上のように、実習を振り返る際には、自分自身の経験や感想を整理し、それをもとに考察を行うことが大切です。

4.感想やまとめについて具体的に

実習の感想やまとめをまとめる際には、以下のようなポイントを考慮すると良いでしょう。

①実習で学んだことや経験したことについての感想

実習中に学んだことや経験したことについて、どのような感想を持ったかをまとめます。例えば、実際に患者さんと接して、病気や症状についての理解が深まった、といった点を挙げます。

②実習での課題や問題点についての感想

実習中に直面した課題や問題点について、どのような感想を持ったかをまとめます。例えば、看護師としての役割や責任について再確認できた、といった点を挙げます。

③実習を通じて得た成果や感謝の気持ちについての感想

実習を通じて得た成果や、指導してくれた先生方や協力してくれたスタッフに対する感謝の気持ちについての感想をまとめます。例えば、患者さんやその家族からの感謝の言葉を受けたことがやりがいにつながった、といった点を挙げます。

④実習を終えた今後の展望についてのまとめ

実習を終えた今後の展望について、自分自身の目標や目指す方向性についてまとめます。例えば、看護師としてのスキルアップや専門性の向上に取り組むこと、現場での経験をもとに新たな課題や問題点に取り組むこと、といった点を挙げます。

以上のように、実習の感想やまとめをまとめる際には、自分自身の経験や感想を整理し、今後の自分自身の成長につなげることが大切です。

考察が全く思い浮かばないとき

現役看護師でもあるあるですよ。

考察を行う際には、自分自身が実際に経験したことや、聞いたことを振り返って、なぜそのようなことが起こったのか、どうしてそのようなことが必要なのか、何が問題であったのか、何が良かったのかを分析する必要があります。しかし、全く考えが思い浮かばないときは、以下のような方法を試してみると良いでしょう。

1.実習のノートや記録を見直す
実習のノートや記録を見直して、実際に何をしたか、何を学んだか、どのような課題や問題点があったかを振り返ると、考察する材料が見つかるかもしれません。

2.先輩や指導者に相談する
自分自身では分からない点や考え方がある場合は、先輩や指導者に相談してみると良いでしょう。彼らからのアドバイスや意見を聞くことで、新たな発見やアイデアが得られるかもしれません。

3.同期生と意見交換する
同期生と一緒に実習を行っている場合は、お互いに意見交換をすることで、新たな視点やアイデアが得られるかもしれません。また、自分自身の考えを整理することができるため、考察に役立つかもしれません。

4.本や記事を参考にする
看護に関する本や記事を読んで、自分自身の考えと照らし合わせてみると、新たな発見や考え方が得られるかもしれません。また、自分自身が経験したことと類似する状況を取り上げている場合は、その内容を参考にすることができます。

上記の方法を試してみてもまだ考察についてアイデアが思い浮かばない場合は、一度、休憩を取って頭をリセットし、あるいは別のタイミングで再度考えることを試してみてもいいかもしれません。

私は考えがまとまらなくなったら、先に寝て早起きしてやりました。

外出までの時間が限られると、気持ちも割り切れます。

寝坊だけは注意してくださいね。

まとめ

以下に、これまでお伝えした内容をまとめます。

1.実習内容を整理する際には、実際にどのような業務を行い、どのような課題があったか、何を学んだかを振り返ることが大切です。整理した内容を具体的に書き出し、レポートにまとめることで、自分自身が振り返りやすくなります。

2.自己評価を行う際には、自分自身がどのような課題を抱え、それをどのように克服してきたか、自分自身の強みや改善点を明確にすることが大切です。また、具体的な事例を挙げ、客観的な視点から自己評価を行うことで、レポートの質を高めることができます。

3.考察を行う際には、自分自身が実際に経験したことや、聞いたことを振り返り、なぜそのようなことが起こったのか、どうしてそのようなことが必要なのか、何が問題であったのか、何が良かったのかを分析する必要があります。自分自身で考えが思い浮かばない場合は、実習のノートや記録を見直したり、先輩や指導者に相談したり、同期生と意見交換したりすることで、新たなアイデアを得ることができます。

4.感想やまとめを書く際には、自分自身が実習を通じてどのような成長を遂げたか、今後の看護師としての目標や取り組みを具体的に明確にすることが大切です。また、感想やまとめを書くことで、自分自身が実習で得た知識や経験を整理し、今後の看護師としての成長に繋げることができます。

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